Murmell、チームと複数のAIエージェントが同一プロジェクトで協働できる「クラウドキャンバス」を公開
MurmellがProduct Huntに登場。人間と複数のAIコーディングエージェントが同一リポジトリ上で上書き競合なく作業できるクラウドキャンバス。Claude Code、Codex、Kimi、OpenCodeに対応
Product Huntで新ツール「Murmell」が公開された。同ツールは自らを「共有クラウドキャンバス」と定義しており、チームメンバーとAIエージェントが同一のコードリポジトリ上で一つの場所に集まって協働できるクラウド上の共有ワークスペースだ。
Murmellが一般的なツールと異なると主張する点は「ファイルクレーム」システムだ。エージェントがファイルを編集する際は、まずそのファイルをクレーム(占有宣言)する必要があり、これにより人間と複数のエージェントがコードを上書きし合うことなく同時に作業できる。インターフェースはブラウザ上のキャンバスで、各AIコーディングエージェントはそれぞれ専用のクラウドマシン上で動作し、同じプロジェクトディレクトリを共有する。各エージェントは実際のターミナル付きの独自ウィンドウで開き、すべての作業は常にgitに保存される。
現時点でMurmellが対応するエージェントはClaude Code、Codex、Kimi、OpenCodeの4つで、今後さらに追加される予定。プレビュー機能なども順次追加されるという。
収益モデルについては、Murmellはマシンと共有ワークスペースの利用料を課金するが、モデルのトークン料金は徴収しない。ユーザーは既存のサブスクリプションやAPIキーを自身で接続する必要がある。料金はSolo 39ドル、Pro 69ドル、Builder 149ドルの月額3プラン(年払いの場合は10ヶ月分の価格)。全プランに無料トライアルがあり、ProとBuilderには60ドル分のOpusクレジットが付属する。公式サイトでは7日間の無料トライアルと記載されている一方、Product Huntのローンチ投稿では最初の2週間無料+60ドル分のClaude Codeクレジットというプロモーションが案内されている。
なお、開発者はProduct Hunt上で「Moss'Ab」と名乗っているが、独立した情報源による身元確認は現時点で取れていない。有料プランへの登録を決める前に、十分に検討し、まず自分で試してみることをおすすめする。
AIコーディングエージェントの時代は、単一のエージェントにコーディングを手伝わせる段階から、複数のエージェントが人間と同時に協働する段階へと移行しつつある。すでにClaude CodeやCodexを使っている日本の開発者にとって、トークン料金を追加で払うことなくこのアプローチの恩恵を受けられる可能性がある。